失敗を糧に、草柳大蔵氏の逸話より
「職場の教養」シリーズ 3
一般社団法人 倫理研究所 473号より
失敗を糧にしましょう。
戦後を代表する評論家であり、作家であった草柳大蔵氏の若き日の逸話です。
ある国務大臣の家に原稿を受け取りに行った際に、応接間のソファに腰かけ、
たばこに火をつけて待っていました。
大臣の妻に原稿を渡され、帰ろうとすると、「私の申し上げることは参考として聞いてください。」と、よその家を訪問した際のマナーを教わったといいます。
「そこの主人が姿を見せるまでは腰をおろさず、立ったままで待つものですよ。
そのために壁に絵がかかっていたり、花瓶に花がいけられているのです。」
その後、氏は「応接間のソファーには主人が見えるまで座らないで待つ」ことを
30年守り続けました。
そういう人物であることが評価され、「彼の取材なら受ける」と、
仕事の成果に結びついたこともあったそうです。
若いころ、仕事で恥をかいたり、失敗したり、落ち込んだりすることは、誰にもあります。
その失敗を素直に反省し、自分への教訓として生かしていく姿勢が能力を伸ばし、
周囲から信頼を得ることにつながるのでしょう。
以上転記でした。
偉大な発明家エジソンも「失敗は無い、フィードバックがあるだけ」
という意味のことを言っています。
失敗を怖がらず、そこから学んでいきましょう。
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起業家のためのラベルマップコーチ
岸本拓己