小学生のあいさつに学んだこと 職場の教養シリーズ
【小学生のあいさつに学んだこと】
「職場の教養」シリーズ 3
一般社団法人 倫理研究所 473号より
建設会社の営業部で働くKさんは、
いつもきまったルートで企業のあいさつ回りをしています。
訪問先の担当者とあいさつを交わして、世間話をすることもあれば、
誰にも顔を合わせる機会のない企業もあります。
M社を訪問する際は、いつも受付で軽く会釈をするのみでした。
名刺を置いて帰るだけの毎日に、「これは意味があるのだろうか」
と虚しさを感じていました。
ある朝、M社の玄関前で、登校中の見知らぬ小学生に
「おはようございます」と声をかけられました。
その小学生は、
会う人皆に元気なあいさつをしていたのです。
その姿がKさんの刺激となりました。
「担当者に会えなくても、M社にはたくさんの社員が働いているのだから、
明るい元気な挨拶をしていこう」と決意し、
受付で「おはようございます」と笑顔で挨拶をしたのです。
受付カウンターの背後に座る社員一同に注目され、
一瞬の恥ずかしさはありましたが、
Kさんの心はすっきりして、清々しい気持ちになりました。
その後のKさんは、M社と良好な関係を築くこととなったそうです。
以上転記です。
明るく元気なあいさつは周りを明るくします。
分かっていてもやるとなると勇気が要るかもしれませんが、
やってみると案外、簡単にできるようになり、
自分の方も清々しい気持ちになります。