あなたが忘れていても、あなたの「実績」が忘れていないこと。自動車の免許は一発で取れました?
「私は何の資格もないし、実績もない。自分に自信がない」
という、Mさんとのコーチングセッション。
30代で離婚を経験。
その当時3名の小さな子供を抱えて、シングルマザーに。
子供を育てるために、パートの仕事を始める。
安定した正社員の道を求めるが、なかなか、そんな仕事にも巡り合えない。
ハローワークの職業訓練でパソコンを習う機会があり、
それにも通うが、その訓練手当だけでは生活ができないので、
その間は訓練を受けながら、夜はファーストフード店で
アルバイトも掛け持ちでやりながら、子供たちを育て上げた。
そんな苦労をいくつか重ねながら3人の子供たちを育て上げ、
現在は上の二人は成人して、一番下の子が専門学校に通う年になっている。
そんな彼女、
「ばりばり働いている友達が輝いて見える。」
「私は何のとりえもなく、何をやりたいという目標もない。
泣き虫で、友達にも、『あなたはこんな弱くてどうするの? もっと強くならないと』
といつも叱咤激励されている」と涙ながらに話す彼女。
その彼女にこんな質問をしてみました。
「あなたの目の前に、過去のあなたと同じように、
離婚したばかりで3人の子供を抱えた人がいて、
『これからどうなるだろう、やっていけるか、』とても不安に思っている。
その人が今のあなたを見た時に、どう思うと思いますか?」
「きっと、あなたのことを尊敬し、羨ましいなあ? 私もあんな風になれたらいいなぁ
、と思いませんかね?」
すると彼女は、
「そうですね。そうか、過去の自分から見ると、そうなんですね。」
と気づいてくれました。
多くの人は、人と比べて、自分のやってきたことを忘れていることが多いです。
彼女の経験したことは,簡単にできることでは無くて、
すごい「実績」なんですが、
それを淡々とこなしてきたので、
自分では、「凄いこと」をやってきた実感が無いだけなんですね。
「私は泣き虫で弱くて」と話す彼女ですが、雨風に打たれても、
泣きながらでも前に進んでいる、強さを彼女は持っているんですね。
さて、
そんな彼女ですが、60分のコーチングが終わった後は、
目標が見つかり、明日からやるとこを見つけて、表情がぐ~ンと良くなりました。
今現在、「自分に自信がない、実績がない」と思っている人がいたら、
一度、ノートにこれまでやってきたことを書いてみると良いと思います。
どんな小さいことでも良いので、
「できること」「できたこと」を100個以上書くつもりで取り組んでみて下さい。
「車の免許が取れた」でも良いです。
覚えていますか?
車の免許を取りに教習所を通った時の事。
あの時、普通に車を乗り回している人を、羨ましく思ったり、
中には何度も落ちて、
「自分は免許取れるかな?」と不安に思ったことって無いですか?
皆、今は当たり前になっているけど、
過去に乗り越えてきたことを忘れているんです。
皆さん実績があるんですよ。
そのことを思い出してみましょう。
沖縄名護やんばる発コーチング
たった1回のセッションでゴールが見え、
達成までの道のりを創り出す
ラベルマップコーチ岸本拓己