付箋と8つの質問で、なりたい自分になるセルフコーチング
「やりたいことが見つからない」
「やりたいことはあるけど、どうしたら良いかわからないので一歩が踏み出せない」
という方の為に、
「やりたいことを見つけて、更にそれを達成する方法まで明確にしていく」
セルフコーチングの簡単な5ステップをご紹介します。
1,やりたいことを明確にするセルフコーチング1
これまで多くの人をコーチングしてきた経験から、
「あなたの目標は?」、「あなたのやりたいことは?」
と質問してもすぐに答えられない人がたくさんいるのを見てきました。
そういう方も、
だからと言って、今の生活に満足しているわけではなく、
何となく不満は感じているものの、それを言葉でうまく表現できていないだけです。
そんな時に、次の8つの質問をして気付いてもらう方法があります。
1.「現在の仕事にはどの程度満足していますか?」
2.「経済状態についてはどの程度満足していますか?」
3.「健康についてはどれくらい自信がありますか?」
4.「家族との関係はどれくらい良好ですか?」
5.「友人とは定期的に連絡したり、会ったりしてますか?」
6.「自分を高めるための学びは、どの程度積極的にやっていますか?」
7.「趣味や余暇の過ごし方は充実していますか?」
8.「衣・食・住等の環境についてはどの程度満足していますか?」
この8つの質問に対して、じっくりと考えていくと、
普段は意識していないけど、不満に思っていることが表出されていきます。
この質問に答える最中にぽろぽろと泣き出した30代の男性がいました。
話を聞くと、営業の仕事をしていて、毎日帰りも遅く土・日も
家を空けることが多くて、妻子と過ごすことがおろそかになっていることに気づいて
ぽろぽろと泣き出したとのことでした。
そのことに気づいた、その男性は、自分の仕事の在り方を見直し、妻子と過ごす時間を
確保するようになりました。
仕事と家庭のバランスが大切なことは知っていても、仕事に一生懸命のあまり
ついつい家庭をおろそかにしていたことに気付いた事例です。
又、介護の仕事をしてる30代の女性は、仕事と子育てで、忙しくしていて
長いこと友達と会っていないことに気付いて、定期的に友達と会うための女子会を結成。
友達からも喜ばれています。
2,やりたいことを明確にするセルフコーチング2
やりたいことが見つからない。
何となく毎日を過ごしていて、目標がない。
やりたいことを見つけて、もっと充実した生活を送りたい
という方が、案外多いです。
そんな方とのコーチングで、まずやることが、
白紙に、今現在やりたいこと、ほしいものを
10分間でどれくらい書けるかに挑戦してもらいます。
やりたいことが見つからない人に、やりたいことを書かせる?
ちょっと変に思うかもしれませんが、やりたいことはどんな小さいことでも、
どんなくだらないことでもOKとします。
にかく、制限時間内にたくさん書くことが目的です。
「牛丼が食べたい」、「ダイエットしたい」「旅行がしたい」、「カラオケに行きたい」
「友達に電話したい」、「陶芸したい」など、
なんでもOK.
なんでもOkなんですが、
多くの人が、10個~15個くらいしか書けません。
中には、5個くらいしか書けない人もいます。
でも、その後に、上記の8つの質問をします。
8つの質問に対する答えを考えてもらった後に、
再度、白紙に、やりたいことを書いてもらいます。
そうすると、どんどんやりたいことが出てきます。
普段意識していなかったことが出てきて来ます。
中には、「そうか、私は、これをやりたいと思っていたんだ、なんで忘れていたんだろう?」
と思わず、言う方もいます。
そして、たくさん出てきた、やりたいことの中に
ほんとにこれからやりたいことのヒントがいっぱい詰まっています。
保育士の専門学校を卒業したばかりの20代の女性は、
「そうか、私は英語に関係する仕事がしたかったんだ!」
と気づいて、止めていた英会話の勉強を再スタートしました。
今現在、目標がない、やりたいことが見つからない、と思っている人、白紙とペンを用意して、
上記の要領で書き出してみてください。
3,目標達成する方法を探すセルフコーチング
目標はあるけど、どうしたらそこまで行けるのか、
考えるだけで、行動に移せない人がいます。
そんな方は、
何か大きな行動を起こさないと、そこまで行けないのではないかと、
大きな目標の前にしり込みして、動けないことが多いようです。
又、そんな人に多いのが、
「今は無理でも、タイミングが来たらやる」と考えている人が多いように感じます。
「いつかやろう、いつかやる」と思っているうちに
月日は流れて、○年という方も多いですね。
「いつか」という前に、「今できること」を探しましょう。
いつか、整体師として独立起業したいと考えている、
介護施設で働いている男性がいました。
「いつごろから、考えていましたか?」と質問すると、
「3年位前から考えていました。」とのことでした。
その彼と、期限を決めていつまでに独立するかを明確にしました。
「いつまでに」を明確にすることで、俄然、本人もやる気になってきました。
そして、今できることを考えてもらいました。
ブログを始める、チラシを作って出張サービスを始める、
名刺を作る、友達に紹介してもらう等等、
たくさんのアイディアを出して、その中から今できることを始めました。
そして今では、休みの日に副業で、月に2~3万円のおこずかいを稼げるようになっています。
決断して、まずは今できることから始める。
そうすることで、間違いなく目標に近づいて行けます
アイディアを出す際に大切なのは、質問です。
「今できることは何があるだろう?」
「他の人がやっていて、今自分にできることはないだろうか?」
「他の人に頼めることはないだろうか?」
「もし、憧れの○○さんなら、どうするだろうか?」
「もし異性だとしたら?」等、自分や一緒にやる人に質問しながらやると、
思ってもいなかったアイディアが出る可能性があります。
4、アイディアを付箋に書きだす
ラベルマップコーチングでは、目標を達成するためのアイディアを、
どんどん出していきます。
その際に、思いついたアイディアをふせんに書いていきます。
そのときに注意したいのは、出てきたアイディアを評価しないこと。
できるか、できないかと評価しない。
とにかくたくさんアイディアを出すことが大切です。
でも、そもそも、
そのアイディアを出すことが難しい、という声が聞こえそうです。
その際は、他人のアイディアをまねる。
セミナーでは、数名のグループで、一人の人の目標達成ためのアイディアを出します。
そうすると他の人のアイディアに触発されて、
今まで気づかなかったアイディアが自分の口から出ることがあります。
なので、アイディアを出す際は、一人でやらないで、
誰かと一緒にやると良いです。
とにかくたくさんのアイディアを出しましょう。
15個~20個は出したいですね。
5 アイディアの活用
目標達成のためのアイディアをたくさん付箋に書いて出したら
今度は、それを、やりやすい順序で並べましょう。
後はその順序で、行動するだけです。
そうすることで、
「あれもやらなければ、これもやらなければ
と考えるだけで、行動できない。」ということがなくなります。
付箋に書いたアイディアを、1個1個確実に
やるだけなので、無駄なことがなくなります。
やりながら、付箋の並びが変わることもありますが、
それは行動して初めてわかることなので、
まずは、付箋を並べたら、最初の一歩を始めることです。
やってみるとわかるのですが、アイディ付箋を順序良く並べるだけで、
不思議と、達成後のイメージができて、それだけでやる気が出ます。
これはやった方皆さんが同じ感想を述べます。
「ワクワクしてきました。」「出来る気しかしません」と、
6 楽しく続けるために
「目標達成の地図」作成セミナーで、大きな目標に対して、
小さな目標を積み重ねていくワークを行いますが、
その際に、
小さな目標を達成したときに備えて、
あらかじめ、自分に「褒美を準備していてください」
と話をします。
女性の場合は、「にこっ」と微笑む方が多いですが、
男性受講生の場合はほとんどの方が、「?」という表情をします。
小さな目標達成に対して、(自分に褒美を上げる)、
ということを考えたことがないようです。
そこで、例えば、○○を達成したら普段飲んでいる発泡酒から
ちょっとお高めのビールに、その日は変えてみるとか、
○○を達成したら、いつもはお昼はコンビニ弁当だけど、
その日はホテルランチを楽しむとか、エステに行くとか
何か、頑張っている自分に褒美を上げませんか?
という説明をすると、
「なるほど」と納得した表情になり、自分に対する褒美を楽しく考えてくれます。
頑張るだけではなく、頑張っている自分もほめながら、
労わりながら、頑張ってほしいと思います。
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コーチ岸本拓己