たかが10円、されど10円 出会いも大切に
「職場の教養」シリーズ 18
一般社団法人 倫理研究所 489号
小銭入れの十円玉を見るたびに、K氏はある人を思いだします。
あの時の、あの一言がありがたかったなあと、感謝の思いにかられるのです。
k氏はまだかけ出しの頃、一人の男性と出会いました。
ある日、公衆電話を使おうとすると、手元に電話代がありません。
そこで近くにいたその人に、電話代の10円を借りたのです。
その後、何度となく顔を合わせる機会があったものの、返しそびれていました。
『たかが10円』
という気持ちがあったのも事実です。
ある時、会合の席上で、その人から
「数週間前に貸した10円をいまだに返してもらっていない」と請求されたのです。
男性は続けてこういいました。
「あなたはたかが10円と思っているかもしれませんが、小さなお金を大切にできない人は、大成することはできませんよ」
この一喝が心に深く刺さりました。
K氏はこの日を境に、自らのだらしない生き方を変えようと決心したのです。
以上転記でした。
人から注意を受けて素直に、直すことができたK氏も素敵ですが、
K氏のことを思って注意したその方も素敵ですね。
又、お金だけではなく、どんな些細な出会いも、大切にしたいと
この記事を読んで感じました。
沖縄名護やんばる発コーチング
たった1回のセッションでゴールが見え、
達成までの道のりを創り出す
起業家のためのラベルマップコーチ
岸本拓己