コミュニケーションの質は相手の反応の質
「家族との関係を良くしたい。
コミュニケーションの質を改善したい」
とのことで体験コーチングに来てくれTさん。
Tさんは、思いついたらサッサと行動するタイプの人で、
それに対して娘さんは、いつまでも考えてばかり行動が遅いタイプ。
結婚をして、近くに住んでいる娘さんに対して
Tさんは本人のためにと、
いろいろアドバイスをするそうです。
「もう少し部屋を片付けた方が良いよ」
とか、
「子供には○○した方が良いよ」
「ダンナさんには○○した方が良いよ」
とか、
それに対して娘さんは、イライラを募らせて、
けんか腰になることも。
私はそんなTさんに、
コーチングのスキル「傾聴」・「承認」・
「質問」を勧めました。
アドバイスをする前に、
まずはしっかり娘さんの話を聞いてみましょう。
話し聞くときに、相手の意見を批判せずに、
相手の気持ちを認めてあげて、
まずは聞いて共感してあげましょう。
その上で、
「じゃぁ、あなたはどうなりたいの?」
「あなたはどうしたいの?」
と聞いてあげてください。
そして、アドバイスをするのではなく、
娘さん自ら行動の決定をさせてください。
と、この様に話しました。
そんなTさんの感想が、
「とても良かったです。具体的に自分のすべきこと、
できることを気付かせていただいて、
ありがとうございました。
今まで分かっているつもり、
やっているつもり、だったのが、
そうでは無かったのではないか、
ということに気付けたことだけでも自分が成長した
ような気持ちになれました。
今日から新しいスタートだと思って
前へ進みたいと思います。」
でした。
もし、
家庭でのコミュニケーションがうまくいっていない、
職場でのコミュニケーションがうまくいっていない、
と感じていたら、
コミュニケーションが一方通行になっていないか?
相手の話を、批判することなく聞けているか?
相手の存在を認めているか?
今一度、
自分の接し方、態度を振り返ってみましょう。
「コミュニケーションの質は相手の反応の質」
という言葉があります。