沖縄の黄金言葉(くがにくとぅば)
【やーなれーる ふかなれー】
下の子が、高校野球をやっていたころの話。
その頃は大会前になると練習試合が盛んに行われ、
毎週末、 練習試合に出かけていました。
父母もその応援に毎週末出かけるのですが、
他高の生徒は、
知らない私たちにしっかり挨拶をしてくれるのですが、
私達の子供たちは、あまり挨拶が上手ではなかったのです。
それに不満を持ったあるお父さんが、
野球部の監督に、
「○○先生、
うちの生徒にきちんと挨拶ができるように指導してください」
とお願いに行ったときのこと。
その先生がそのお父さんに言った一言、
「○○さんは、お家で子供と挨拶を交わしていますか?」・・・・・・・・・・・・・・・
その言葉にそのお父さんは黙り込んでしまいました。
沖縄の、「黄金言葉(くがにくとぅば)=ことわざ」に
「やーなれーる ふかなれー」という言葉があります。
「やー」とは家、
「なれー」とは習慣、
「ふか」とは外のことで、
つまり、家での習慣が外でも現れますよ、
という意味になります。
「家庭生活の中で身に付けていないことは、社会生活の中で出来るものではない」
常日頃から家庭の中で良い習慣を身に付けなさい。
と昔の人はこの黄金言葉で、
家庭教育と家庭での生活がいかに大切か教えてきたんですね。
お父さんが、お母さんに「ありがとう」と言っている言葉を聞いて、
お母さんがお父さんに「おはよう」と言っている姿を見て、
子ども達にも同じような習慣が身につく、とその言葉は伝えているんだと思います。
沖縄名護やんばる発コーチング
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ラベルマップコーチ岸本拓己