「職場の教養」シリーズ 10
一般社団法人 倫理研究所 488号より
『黄色いバス』
北海道帯広市を走る「十勝バス」は、黄色いバスで親しまれています。
しかし、10数年前までは、利用客の減少から、倒産の危機に瀕していました。
その危機を救ったのが、四代目の社長に就任した野村文吾氏です。
当時父である社長から倒産の意向を告げられた野村氏は会社再建の決意をします。
入社後、野村氏は自分の意見を社員に伝えますが、なかなか受け入れてもらえませんでした。
氏は、現状を一向に変えようとしない社員を心の中で攻めました。
ある日、JCで共に活動する先輩の一言で、状況が変わります。それは、「一緒に働いてくれている人たちのこと、もうちょっと愛せよ。お前は十勝バスで働いている人たちのことを『敵だと思っているだろ』」という言葉でした。
翌朝、「従業員の皆さんを愛します」と社員の前で宣言した野村氏。
その言葉を契機とし、現状打破のアイディアが生まれ、奇跡の復活劇を遂げました。
相手の心を変えようとすることは難しいものです。
自分から心を開いた時、それに呼応するように、
相手も心を開くのでしょう。
以上が転記です。
良いアドバイスをもらったり、良い話を聞いたりしても、
なかなかすぐには実行できないものです。
自分の誤りを素直に認め、即実行に移すことが人を成長させるんですね。
沖縄名護やんばる発コーチング
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岸本拓己