「職場の教養」シリーズ 15
一般社団法人 倫理研究所 474号より
休日出勤の振り替えで、平日休みとなったS氏。
特に用事はありませんでしたが、通勤経路とは逆方向の電車に乗って、
終着駅まで行ってみることにしました。
これまでの休みの日は、仕事の疲れから、ひたすら寝るだけだったS氏です。
旅のきっかけは、作家の内田百閒の著書を呼んだことでした。
「用事がなければ、どこへ行ってはいけないという訳ではない。
何も用事がないけれど、汽車に乗って大阪に行ってこようと思う。」
という一節が頭に残り、こうした旅を自分もしてみたいと思ったからです。
初めて訪れた終着駅周辺は、緑豊かな町でした。あてどなく歩くと、小学校で運動会の練習をしています。
『昔は運動会といえば秋だったけれど、春に行う学校も増えたか』と、
最近の学校事情を肌で感じることができました。
忙しい合間でも、日常を抜け出してみると、
様々な気づきがあるものだなと感じながら帰途についたS氏。
帰りの車内で、車窓を眺めながら、
『今日はいい休日だった』と明日への充電を終えたのでした。
以上転記でした。
実は私も今日、辺戸岬あたりへ一人でドライブしてきました。
特に用事があったわけでは無くて、何となくフラッと行ってしまいましたが、
雄大な景色を眺めながら、いろいろと頭の整理ができました。
沖縄名護やんばる発コーチング
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起業家のためのラベルマップコーチ
岸本拓己