これまで多くの人をコーチングしてきた経験から、
多くの人は、自分がやりたいことを明確に表現できません。
「あなたの目標は?」、「あなたのやりたいことは?」
と質問してもすぐに答えられない人がたくさんいるのを見てきました。
ですが、そういう方も、今の現状に満足しているわけではなく、
何となく不満は感じていたり、将来に対する不満を抱えています。
そんな時に、次の8つの質問をして気付いてもらう方法があります。
1.「現在の仕事にはどの程度満足していますか?」
「満足しているところ、不満に思っているところは?」
2.「収入についてはどの程度満足していますか?」
「満足していないとしたらどうなれば良いですか?」
3.「健康についてはどれくらい自信がありますか?」
「自信がないとしたらどこですか?」
4.「家族との関係はどれくらい良好ですか?」
5.「友人とは定期的に連絡したり、会ったりしてますか?」
6.「自分を高めるための学びは、どの程度積極的にやっていますか?」
7.「趣味や余暇の過ごし方は充実していますか?」
8.「衣・食・住等の環境についてはどの程度満足していますか?」
「満足していないとしたらそれはどんなところですか?」
この8つの質問に対して、じっくりと考えていくと、
普段は意識していないけど、不満に思っていることが表出されていきます。
この質問に答える最中にぽろぽろと泣き出した30代の男性がいました。
話を聞くと、営業の仕事をしていて、毎日帰りも遅く土・日も
家を空けることが多くて、
妻子と過ごすことがおろそかになっていることに気づいて
ぽろぽろと泣き出したとのことでした。
そのことに気づいた、
その男性は、自分の仕事の在り方を見直し、
妻子と過ごす時間を確保するようになりました。
仕事と家庭のバランスが大切なことは知っていても、
仕事に一生懸命のあまり
ついつい家庭をおろそかにしていたことに気付いた事例です。
又、介護の仕事をしてる30代の女性は、
仕事と子育てで、忙しくしていて
長いこと友達と会っていないことに気付いて、
友達に連絡を取ったところ、
その友達も同じように考えていて、
何名か共通の友達に連絡して
定期的に友達と会うための女子会を結成し、
リフレッシュしています。
50代の会社社長は、運動不足のことを常々気にかけてはいたのですが、
忙しさに負けて、「運動しなければ」と思いつつも、行動できずにいましたが、
これをきっかけに、スポーツジムに通い始めました。
何となく不満や不安がるという人、
だけど何から始めて良いかわからないという人は、
以上の8つの質問にじっくり考えてみて下さい。
たった1回のセッションでゴールが見え、
達成までの道のりを創り出す
ラベルマップコーチ岸本拓己