「子供が勉強しない。」って本当は?
10回目のレッスンのちはるさん。
中学3年生の娘さんがいるのですが、
その子が受験生なのに、
勉強しないのが今のちはるさんの悩み。
「どうしたらこの子に勉強させられるか?」
で悩んでるちはるさん。
ついつい、子供にがみがみ言ってしまう。
がみがみ言っている自分のことも嫌い、
昨夜もそんな感じでした。
「どうしたらいいんだろう?」
と言うちはるさんでしたが、
本をぱらぱら眺めながら会話を続けていくと、
実はこの子は週3日は、
塾に行って勉強はしていることが分かりました。
「ちはるさん。この子は家では勉強しないけど、
週3日は塾で勉強してるんですね。」
「はい。確かに塾では勉強してます。」
「そうすると、ちはるさんは塾で勉強して
いるところは見ないで
家で勉強しないところを見ているんですね。」
「そうだ、私は確かにできていないところばかり見てました。」
「そうですか?だったら、
できているところの目を向けてみると
子供との会話はどう変わりそうですか?」
「そうですね。もっと穏やかに話ができそうです。
あぁ~。そうだ。
私は子供のことをちゃんと見ていなかったかも?
部活もやって、部活帰りに塾で頑張って勉強していたんだ。
疲れても勉強頑張ってたんだ。」
「そうか。そうだ。分かりました。
子供のできてるところを見てあげたいです。
家で勉強しないからダメだと決めつけてました。」
レッスンが終わったちはるさんはスッキリ笑顔で帰って行きました。