えきほかの法則のパワーで犬猿の仲がなんと
「スタッフの中に主任が二人いるんだけど、
この二人の主任の仲があまりよろしくない。
二人とも仕事は一生懸命なんだけど、
自己主張が強すぎて自分のやり方を
決して曲げない。
口を開けば何かと二人で衝突していて、
最近では二人だけで話すことも無いようだ。
他のスタッフもそんな二人に気を使って、
コミュニケーションがうまく取れて
いないように感じる。
それが、仕事にも影響が出始めている。」
との話だった。
さて、研修会では3~4名のグループワークを何回も繰り返し
[えきほかの法則]
を体感してもらいます。
その施設での研修でも、
5~6回のワークを取り入れました。
そして、
その都度、メンバーを変えていきます。
メンバーを選ぶのは自主的に
やってもらいますが、
毎回違うメンバーとやるのがルールです。
例のお二人ですが、
当然のごとく二人は同じメンバー
にはなりません。
しかし、回数を重ねていくうちに、
新しいメンバーと組まなければいけないので、
最後のワークの時には必然的に
二人が同じメンバーになりました。
最後のワークは、「感謝のワーク」です。
メンバーになった人に、
日ごろ感じている感謝の言葉を伝えるワークです。
ここまでくる数度のグループワークで
心も柔らかくなっていますので、
そのお二人もすんなり
[感謝のワーク」をやり始めました。
そして、なんと
そのワークの最中に、
お二人とも涙を流しながら話をしていて
話の終わるころには二人で
がっちり握手を交わしていていました。
その研修が終わって、
2週間後にそこの管理者とお会いしたとき
にその後の二人の様子を伺ったところ、
「今では仲良くやっていますよ。
不思議なくらいに」
と笑って話していました。
【えきほかの法則】は、
ほとんどの方が知っている法則です。
説明すると、
「な~んだ。そんなことか」
と言います。
ですが、「知っていること」と
実際に「できること」は別問題。
「知っている」レベルから「できる」レベルに変われることが
【えきほかの法則】のパワーです。