介護職の怖い先輩が優しくなった事例 見方・意識を変えただけで
介護施設で働くAこさんは、
同じ職場にすごく苦手な先輩がいました。
激しい口調で他の職員の出来ていないことを指摘する先輩。
「なんでこれもやってないの?」
「なんで手伝わないの?」
と、
何度も言われ続けて、その先輩と同じシフトの時は
仕事に行くのがイヤになる。
介護の仕事は好きだけど、その先輩と一緒に仕事はしたくない。
そんなA子さんにこんな質問をしてみました。
「その先輩の良いところは何?」
するとA子さん、
「すごく仕事熱心です。」
「利用者さんのことをとっても考える人です。」
「利用者さんい対する言葉かけはとても丁寧で、
優しいです」
「そうか? 先輩は利用者さんのことをいつも考えてるから
出来ていない事があると起こるんだなぁ」
「何か、先輩の気持ちも分かるような気がしました」
と言ってたA子さんに
僕からこんな提案をしてみました。
「明日から出勤する車の中で、その先輩の良いところを3個、
思い出してから、出勤するようにしてみない?」
するとA子さん
「やります。何か出勤するのが楽しくなりそう」
それから2週間。
「その先輩がとても優しくなったんです。
一緒にペアなろう。あなたの方がいいと言ってくれて、
おまけに私の業務を全部手伝ってくれた。
本当はとても思いやりがある人なんだな~」
奇跡が起こった。
と話し、
「人を変える意識ではなく、
自分の見方・意識を変えたら
その人が変わった。」
と、
嬉しそうに報告してくれました。