沖縄発!岸本拓己のラベルマップコーチングブログ

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「自殺」をするはずが、会社を興し逆転人生を歩んだ、『たった一つの質問』

私の尊敬する、社長さんがいます。

 

やんばる(沖縄の北部)でクリーニングの会社を経営している70代のSさん。

 

Sさんは、若いころは営業の仕事をしていました。

 

当時はベトナム戦争のころで、

軍関係者を相手の営業で、だいぶ儲かったという話をしていました。

 

 

その後ベトナム戦争が終わり、仕事もなくなっていたころに、

 

【沖縄海洋博覧会】が開催されることとなりました。

 

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 これはチャンスだと、Sさんは地元に戻りました。

 

そして銀行から借り入れをして、地元で建築会社を立ち上げます。

 

持ち前の営業力を生かして、仕事をどんどん取っていきました。

 

その当時のやんばるは、海洋博目当ての建築ラッシュでした。

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最初はうまくいったらしいのですが、

 

最初の思惑通りにはいかず、

 

契約したものの集金ができなくなったり、

 

請け負った先の親会社が倒産したりで、

 

資金繰りができなくなりました。

 

挙句の果てには保証人になっている友人の会社が倒産。

 

友人にも逃げられて、自分の借金+友人の借金で、

にっちもさっちもいかない状態になります。

 

毎日、金策に走り回りましたが、

 

とうとうどうすることもできなくなりました。

 

その時40代の半ばだったSさんは、「自殺」を考えます。

 

「自殺」の場所に選んだのが、辺戸岬でした。

 

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朝、自宅を出て、辺戸岬に向かいます。

 

車で向かいながらも、いろいろな葛藤があったと言います。

 

運転していた記憶も無かったたと語っていました。

 

 辺戸岬に到着して、そこの石の上に座り込んで、

 

これまでの人生を振り返ったそうです。

 

朝から、夕方までいたそうですが、

 

その時、自分の人生を振り返るために自分自身にした質問が、

 

「君は精一杯やったか?」

という質問でした。

 

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その答えが見つからず、

 

同じ場所で座ったり寝転んだりして

 

自問自答を繰り返しました。

 

そして出した答えが、

 

「まだ、十分やり切っていない。 

死んだつもりで、死ぬ気で1から頑張ってみよう」

 

でした。

 

その答えを出したSさんは、

自宅に戻り、

翌朝から「何ができるだろう?」

 

と考えます。

 

そして、懇意にしていた地元の病院の先生のところに行って、

 

その病院のシーツを洗濯する仕事を請け負ってきます。

 

洗濯の仕事は全くの初めてでしたが、

 

とにかく「これで再起を図るんだ」

 

という意欲だけで始めました。

 

会社も倒産したので従業員もいません、設備もありません。

 

建築会社をしていた時の作業小屋があったので、

 

そこを洗濯工場として

 

家にあった洗濯機と、もう1台の洗濯機を中古で安く購入。

 

まだ60代だった父親とそれから、

 

その病院を退院して仕事を探していた

 

精神に障害を持っていた一人のおばちゃんと

 

三人で、始めました。

 

Sさんは昼間は営業で病院や施設を回り仕事を取ってくる。

 

その間、お父さんとおばちゃんと二人で洗濯をする。

 

Sさんは夕方、営業から戻ってきたら、

 

乾いた洗濯物を畳んで、


それから翌日の段取りをしなければいけません。

翌日の準備が終わるころには夜中になっていたそうです。

 

だから、

 

最初の2年間くらいは家にも帰らず

 

その工場で寝泊まりしていたそうです。

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本当に「死ぬ気で働いた」結果。

 

だんだん仕事がうまく回り始め、

 

仕事も増え、従業員も増えました。

 

今では約50名が働く職場になっています。

 

 

その職場では、障害のある方もたくさん働いていています。

 

最初に働いたおばちゃんも、

 

立ち上げのころからずっとそこで働き続け定年を迎えたそうです。

 

Sさんは、あのおばちゃんが働いたことをきっかけに

 

今でも障がい者雇用に熱心に取り組んでおられます。

 

 

あの時、

辺戸岬で、Sさんが自分自身にした質問

 

「君は精一杯やったか?」

 

「あれがなかったら、今の自分は無かったし、今の会社もなかった」

 

と語る、Sさん。

 

 

私もくじけそうになった時には、

 

「君は精一杯やったか?」

という質問を思いだし、

 

自分を奮い立たせています。

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コーチ岸本拓己